
2019年10月に迫る消費税アップ。5%から現行の8%に引き上げられた14年4月以来、5年半ぶりの税率改定となり10%への引き上げになります。しかし、ポイントを抑えることで現在と変わらず8%のままだったり、逆に下がって5%なる場合もあります。
そこで今回の消費増税に絡んで、消費者が特に押さえておきたいキーワードを何回かに分けて紹介し、10月からスタートダッシュで節約して行こう!という企画です。第3回目のキーワードはキャッシュレス決済です。
キャッシュレス決済でないとポイント還元は受けられない
第2回目のキーワード「負担緩和措置」の回の最後で、「キャッシュレス決済でのみ還元が受けられる」と書きました。
ポイント還元が受けれる条件が今回のキーワードの「キャッシュレス決済」と「支払い先が中小事業者の小売店、飲食店、宿泊施設などが5%、コンビニ、外食、ガソリンスタンドなどが2%」であること」です。美濃加茂市はご高齢の人も多く、現金しか使わない!って人も多いと思いますが、現金での支払ではポイント還元は受けられないんです。
現金支払い以外をキャッシュレス決済と言っていますが、現在、キャッシュレス決済は9割がクレジットカードによるもので、他は、電子マネー(Edy、Suica、等)、コード決済(PayPay、LINE Pay)になります。これらで支払うと条件の1つをクリアーします。
そして、支払い先が中小事業者であることを確認できたら(当店は対象である旨の告知がされると思います)、そのお店で使えるキャッシュレス決済の種類を確認します。(←ここ重要)例えば、クレジットカードでもポイント還元の対象になっていない場合は支払いはできてもポイント還元がされません。。。
なお、美濃加茂市では、クレジットカードが使えないお店は少ないと思いますが、電子マネーやコード決済を取り扱う使う割合はそれほど多くないので、注意が必要です。
クレジットカードは値引きを採用
クレジットカード大手5社、ジェーシービー(JCB)、三井住友カード、クレディセゾン、ユーシーカード、三菱UFJニコス(一部)のクレカは、ポイント還元方法をポイントではなく、請求時にポイント還元額相当を「値引き」する対応となりました。
値引きによるメリットは、「なにも考えなくていい」ことで、ポイントであれば即時付与は少なく、早くても1~2日かかるのが一般的。それまでは「使えないお金」でしかない。また事業者によっては、有効期限や交換単位(100ポイントごとなど)もあるため、うっかり失効してしまうこともある。
デメリットがあるとすれば、「ポイント」として得られないこと。ポイントによっては、航空会社のマイルといった他社サービスに交換できる。しかし、ほとんどの人はメリットの方が大きいはずですね。
出張や飲み会で儲かる?
出張で宿泊する場合、宿泊先は全国でチェーン展開しているホテルではなく、ポイント還元をアピールしている地元のホテルを選ぶ、飲み会の支払を自腹で立て替え、経費として事後請求する、等、5%還元のお店を使った場合には、会社に経費を請求する際は、実際に支払った消費税10%込みの金額で精算するので、5%のポイント分は丸々自分のものになります。
次回へ続く・・・


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