堂上蜂屋柿は平安時代から千年以上の歴史あり
美濃加茂市蜂屋地区で、特産の高級干し柿「堂上蜂屋柿」の天日干し作業が11月下旬頃から行われています。農家の軒先に大ぶりな柿が連なり、柔らかな日差しを浴びて輝く姿は圧巻であります。
堂上蜂屋柿は平安時代から千年以上の歴史があり、朝廷や歴代将軍にも献上されてきました。四角い形と糖度65度にもなる強い甘みが特徴です。現在は堂上蜂屋柿振興会の約30戸が干し柿作りを手掛け、皮をむいた柿を20日間ほど日光と寒風にさらします。
この作業は何度も裏返し天日に当てながら柿全体を干して行きます。今後は柿を一つずつやさしくなでることによって、みごとな柿に仕上げると同時に、柿に干し上がり具合を確認していきます。
小さなホウキで表面を掃き、その刺激によって糖分が白い粉となって表面にあらわれ、仕上げて行きます。12月中旬から1月にわらを敷いた箱に堂上蜂屋柿をつめ、全国に出荷されます。
購入予約はJAめぐみの蜂屋支店で受け付けています。TEL:0120-882-731。価格は6個入り3,000円から10個入り15,000円(2018年)になります。
一般的な干し柿よりかなり甘くいため、何個でも食べくなり、一度味わうと来年も食べたい!と思うこの頃です。昔より農家が減ってしまったので食べたくなったらすぐ食べようとは気楽に食べれなくなって残念です。
市民祭りでは、堂上蜂屋柿の販売と特設のコーナーが出来ていました。貴重な体験になったことでしょう。
また、堂上蜂屋柿はスローフード協会(本部イタリア)から食の世界遺産とも言われる「味の箱舟」に2007年に認定されています。
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