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ますます巧妙になる振り込み詐欺
”振り込み詐欺”と聞いて他人事~と思っておりませんか?最近になって美濃加茂市でも防災行政無線やメール配信サービス「すぐメールみのかも」で振り込め詐欺について情報配信されています。
SNSでのおれおれ詐欺
当初は詐欺師が「おれおれ」と言っていため「おれおれ詐欺」と呼ばれていました。やがて手口が巧妙化になっていろいろなパターンが出てきたことで振り込め詐欺と呼ばれる様になりました。
多くは電話での詐欺になりますが、SNSでのおれおれ詐欺?に遭遇することもあります。僕が経験したのは友人からLINEで「プリペイドカードを購入して番号を送って」とメッセージがきました。普段からやり取りをしている友人からのLINEメッセージだけに、ついつい信用してしまいます。
でもなんで急に?と思い、Facebookのメッセージで聞いてみると「乗っ取られた!」と分かりました。LINE以外での連絡方法を知っておいて助かりました。もちろん電話で確認しても良いですね。
プリペイドカード詐欺は実際にカードを送付する必要がありません。プリペイドカードを購入すると券面に番号が印字されていて、攻撃者はプリペイドカードの券面にある番号を教えてほしい、または写真を撮って送ってほしいと頼んできます。
プリペイドカードの番号情報を送った時点で詐欺は成立してしまいます、もちろん本当のアカウントの持ち主の知る由もないところでプリペイドカードの額面分だけ金銭的被害を受けることになりますので、信用問題に発展する詐欺になってしまいます。
オレオレ詐欺の被害事例
【事例1】有料サイトの料金を支払うためプリペイドカードの番号をファクスした
スマートフォンに有料サイトの料金を請求するメールが届いたので心配になり、メールを送ってきた業者に電話をした。すると業者から「約50万円の未納料金がある。今日中に払わないと裁判にする」と言われて怖くなった。そこで、業者に言われたとおりにコンビニの端末で数千円のプリペイドカードを約70枚、約50万円分買い、番号が分かるようにして業者にファクスしてしまった。だまされたと思う。返金してほしい。
【事例2】アダルトサイトの料金を支払うためプリペイドカードの写真を撮ってメールで送った
先日、突然携帯電話に「アダルトサイト未納」というメールが届いた。驚いて電話をしたら、弁護士と称する人が出て、30万円を請求された。指示されるままコンビニへ行き、店頭で販売されていたプリペイドカードを約30万円分買い、携帯電話でその写真を撮ってメールで送った。しかし、その後も「示談金が必要だ」と次々と支払いを求められ、裁判になったら困ると思って、その度にあちこちのコンビニでプリペイドカードを買って、その写真を撮ってメールで送った。総額約300万円を支払った。だまされたと気づいたので、返金してほしい。
引用元: 国民生活センターWebサイトより
被害に逢わないために~消費者へのアドバイス
- 覚えのない請求等に簡単に返信したり連絡しない
- 他人から言われてプリペイドカードを購入したり、カード番号等を伝えたりしない
- プリペイドカード番号等を伝えてトラブルとなった場合には、早急にプリペイドカードの発行会社に連絡する
- 不安に思ったりトラブルにあった場合は、すぐに最寄りの消費生活センター等に相談する
電話でのおれおれ詐欺
電話での詐欺は如何にも本人である、と思わせる会話になります。トラブルに合ったから今日中にお金振り込んで!とか時間が無くてすぐに対応しないといけない、こんな感じです。今日中にお金を振り込んで!というのは間違いなく詐欺ですから相手にしない様に。
この様に緊急事態を装って動揺をあたえますが、振り込め詐欺の電話かも?と思ったら必ず本人に電話したかどうか確認するようにして下さい。とは言え相手も巧妙ですので、確認する時間を与えない場合もあります。そんな場合は本人しか知りえないことを聞くこと良いでしょう。
この時ですが「携帯番号が変わった」と本人に繋がらない番号を教えることがあります。これは本人確認が出来ない様するための常とう手段ですので、変わったと言われても以前の番号にかけ直してみましょう。
また、詐欺犯は一人ではなくグループで行われることがほとんどです。警察官、弁護士、などに分かれていろいろな人が電話口に出て専門用語で話したりして示談に持ち込もうとします。そもそも警察官が示談の仲介をすることはありません。この様な展開になったら詐欺と疑ってください。
いざ確信が持てないけど不審感がぬぐえない時は警察に連絡してみましょう。警察もおれおれ詐欺が流行っていますので真摯に対応してくれます。
オレオレ詐欺の被害事例
事例1(鞄紛失)
被害者方の自宅電話に息子を騙る甲から「喉の調子が悪い、病院に来たのだが待合室で鞄を無くした。」等との電話があった。再度、甲から「鞄の中には会社の通帳なども入っていた、取引の関係で至急現金が必要だからお金を用意できないか。」などとの連絡があり、県内のA駅で甲の上司の弟と名乗る乙に現金を受け渡した。
事例2(痴漢示談金)
被害者方に息子を騙る甲から「大変なことになった。誰にも言わないでくれ。駅で痴漢と間違われた。」等との電話があった。再度、甲や弁護士を名乗る乙から「弁護費用としてお金が必要」などとの連絡があり、最寄り駅で乙に現金を受け渡した。
事例3(横領補填金)
被害者方に息子を騙る甲から「扁桃腺が腫れたから明日病院に行く。携帯電話をトイレに落としたので電話番号を変えた。」等との電話があった。その後、甲から再度連絡があり「会社の金を使い込んでしまった、監査が入るから返さないと会社をクビになる。補填すればどうにかなるのでお金を用意して欲しい。」等との連絡があり、県外のB駅において会計事務所の乙と名乗る者に現金を受け渡した。
事例4(妊娠示談金)
被害者方に息子を騙る甲から「不倫して相手の女性を妊娠させてしまった。相手の旦那が弁護士を立てて示談金を要求してきている。とにかくお金が必要なんだ。」等との電話があり、甲が指定した口座に現金を振り込んだ。
引用元: 茨木県警Webサイトより
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