年末年始は雪予報! 雪道の運転は事前準備をしっかりと!!

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先日の関越道の大雪による渋滞が3日も続いた話がある中、年末年始にそれ以上の寒波が到来し、日本海側を中心とした大雪予報が出されました。

美濃加茂市は比較的雪は少ない地域ですが、周辺の地域では多い傾向がありますので、雪道を運転する際は何に気を付ければよいのか?事前準備は何をしたら良いのか?思いつく内容を記載しました。参考にして頂ければと。

Contents

スタッドレスタイヤを装着する

冬用タイヤとしてスタッドレスタイヤを装着しましょう。ノーマルタイヤ+チェーンで冬用タイヤになりますが、スタッドレスタイヤの装着をお奨めします。チェーンを装着する手間が省けます。

”急”が付く操作をしない

雪道では、急ブレーキ・急発進・急ハンドル、といった”急”の付く動作は厳禁です。路面とタイヤ間のμ(ミュー・抵抗値)が普段の道よりも極端に低くなっているので、何気ない操作でも車がコントロールを失います。コントロールを失った車を回復するのは至難の業。特に凍結路面だったら、ベテランでも無理です。ゆっくりとした操作を心がけるようにしましょう。

スタッドレスタイヤのゴムは年数が経過すると硬化する

スタッドレスタイヤのゴムは、3~5年経過すると固くなるので効き目が薄れます。その場合、例え溝の残量があったとしても雪道での効き目は無くなります。夏用タイヤとしては使用OKです。

※タイヤの製造年月は側面に刻印されています。同じ型番のスタッドレスタイヤが特売で安く売られている場合には製造年月をお店の人に聞きましょう。なお、刻印の見方は、頭2桁が「週」を表し、下2桁が「年」を表しています。

なお、通販で買う場合はタイヤの製造年月は指定できない場合がほとんどですので、値段で判断するのは要注意!

ノーマルタイヤならチェーン携帯は必須

ノーマルタイヤしかない場合、チェーン携帯は必須です。

チェーンの種類:金属チェーン
昔からあるチェーンと言えば、この金属チェーンです。しかし最近の車の中にはタイヤハウスが狭く取付困難、サスペンションを痛める可能性がある、乗り心地が悪い、等の理由により使わない人が多い。

チェーンの種類:非金属チェーン
最近ではチェーン=非金属チェーンという認識が強い傾向にあります。金属チェーンの欠点を補い、取り付けが簡単な製品が多くあります。例えば、イエティスノーネットはタイヤの遠心力でチェーンが自然と締められるようになっており、緩みが生じないようになっています。また、金属製チェーンでは30km/hまでしかスピードが出せませんが、非金属チェーンは50km/hでもOKな製品が多くあるので、実用的です。

チェーンの種類:緊急脱出用の滑り止め
チェーンでは無い滑り止めで、オートソックポルエステル繊維を使った、緊急脱出用の滑り止めもあります。

予期しない凍結道・降雪道での安全運転確保が可能な商品で、軽量、装着・取付の取扱や保管も簡単な革新的・画期的商品です。鉄チェーン・プラスチックチェーンの様に「かさばる」ことなく、トランクに一年中入れて置けます。更に、化学繊維なので錆びることなく取扱が簡単です。緊急脱出用に持っておくといざというときに役立ちます。

深夜の移動には注意

雪が降っている時の深夜移動は注意が必要です。特に豪雪地帯では普通の走行でも厳しくなってきます。最悪の場合にはスタッドレスタイヤでも走行不可能な時もあります。

豪雪地帯の雪の降り方は予想以上ですので、天気予報で警報が発令されている場合の深夜移動は控えた方が無難です。吹雪になったら、数m先ですら見えなくなるホワイト・アウトという現象が発生し、慣れていない人には危険です。

橋の上は凍結する

前後の道路が凍結していなくても、橋の上は道路が凍結します。橋の下に空気が流れて路面が冷やされるからです。細心の注意を払った運転を心がけて下さい。

4WDの過信は危険

4WDは雪道に強いから過信する人がいますが、4WDが雪道で強い場面は、登り坂の走行や豪雪時の走行です。圧雪路面での走行ではFFやFRと変わりありません。また、下り坂では車重が重いので、逆に不利になります。

一番危険なことは4WDの限界は高く、ある程度ラフな運転をしてもFFやFRではスピンする状況でもスピンせず、運転が上手くなったと思いスピードを出してしまうことです。スピードを出しすぎて限界を超えたら・・・。

最近の雪道での事故は、4WD車の割合が増えています。逆にFFやFRは限界が低く雪道での挙動が不安定で、丁寧な運転をするので予想外に事故の割合は少ないようです。

最近の車では最新の電子制御が搭載されていますが、何事にも限界があります。

ABSは万能ではない

ABS(アンチロックブレーキ)は万能ではないので、過信は禁物です。ABSが作動(カタカタって音がします)したら危険だ!と思ってください。駐車場等、広い場所でゆっくりな速度で安全確保ができる時、おもっきりブレーキを含むとABSの作動確認ができますよ。

ウォッシャー液の凍結対策

ウォッシャー液ですが、寒冷地では凍りやすくなります。ウォッシャー液に水を使っている場合は必ず凍ってしまい、出なくなります。雪道では天気が晴れて雪が降っていなくても、溶けた雪の水がかかり、視界が悪くなるので、ウォッシャー液は絶対に必要になります。

ワイパーの拭き残し改善策

寒冷地ではワイパーゴムが寒さで固くなり、柔軟性がなくなります。その為ワイパーの拭き残しが多くなってしまいます。解決方法として寒冷地用ワイパーゴム(ゴムの材質が柔らかい)を使いましょう。カーショップでも買えますし、ディーラーでも買えます。

空気の循環は外循環を使う

車の空気の流れを切り替えるスイッチがあります。「内循環」「外循環」と切り替えできます。みなさんはどちらを使っていますか? 

トンネル内や大都会のように空気が汚れているところでは、外の空気が車内に入って来ないように内循環にすると思います。また、夏場でエアコンの効きを早くする為にも使うと思います。

しかし、冬場のように外側に気温が低くて、車内の温度が高い場合にはガラスの内側が曇り易くなります。曇ったらデフロスターを入れて取り除きますが、もっと簡単な方法として、外循環にすれば、ガラス内側の曇りは無くなります。

これが、曇り防止には効果的だと思います。他には曇り止めスプレーをしておくとか方法もありますが、まずは無料でやりたいものですね?

解氷スプレー

解氷スプレーは凍った鍵穴を解かす時に使うと凄く重宝します。1本常備しておくと便利!ホームセンターやカーショップで売られています。

スタックからの脱出(その1:駆動輪の下の雪との間にフロアマットを入れる)

雪道で車がスタックして、自力での脱出が難しくなった場合ですが、助けを呼ぶ前に以下の方法を試すと脱出できるかも知れません。これらの方法は私も使ったことがあります。

タイヤと雪との間に抵抗物を入れることで車は進むようになります。フロアマットを使った場合は、後から回収することをお忘れなく。フロアマットの代わりに砂を敷く方法もありますが、普段から砂は持ち歩かないですよね・・・

また、どちらの場合にも雪をかき分ける必要があります。スコップがあると便利ですよ。

スタックからの脱出(その2:タイヤの空気圧を下げる)

タイヤの空気を抜くことで脱出できる場合もあります。目安は適正値の半分くらい。ただ、その場合ですが空気を抜いて走るのは危険ですので、途中のガソリンスタンドで空気を入れてももらいましょう。

なお、空気を抜く場合には、ハンディの空気圧チェッカーがあると便利です。半押しして空気を抜きながら空気圧も確認できますので、一石二鳥ですよ。

スタックからの脱出(その3:前後に繰り返し動く)

車を、前進←→バック これを小まめに連続して繰り返し、勢いをつけて脱出することが出来ます。MT車の場合はギアを1速とR、AT車の場合は、DとRを交互に繰り返します。

スピンしたら、ハンドルから手を離す

雪道でスピンした場合の対処方法です。逆ハンドルを切ることで回復できますが、雪道では車の挙動がゆっくりと伝わるので、逆ハンドルを切り過ぎて更に反対側にスピンしてしまいます。雪道に慣れている人ならカバーできると思いますが、スピンを経験していない人には、逆ハンドルを切って回復させるのは難しいと思います。

そこで、スピンした場合はどうしたら被害を最小限に出来るのか?まずはブレーキを踏むこと、そして、ハンドルから手を離し成り行きに任せるのが一番です。車はまっすぐに進もうとする性質がありますから自然と回復してくれます。(セルフ・トルク・アライメント・ステア と言う)

勇気がいる行為ですが、頭の片隅にも入れておいて下さい。でも慣れていないととっさの行動では逆ハンドルを切ってしまうと思いますが・・・。

豪雪地帯では車でエンジンをかけて寝るのは危険

先日の関越道で立ち往生したニュースがありましたが、車中でエンジンをかけたまま暖房を入れて寝る人も多いと思います。しかし雪が降っているときはこれは非常に危険。積もった雪で車が覆われて一酸化炭素中毒になって死亡する場合もありますので、マフラー周りの雪を取り除いておくようにしてください。

帰宅後は洗車を、融雪剤で車が錆びる原因に

雪道では凍結防止のために融雪剤を散布します。融雪剤には塩化カルシウムを主成分して含まれており、これを散布することによって凝固点降下が起こって融点が低下して凍りにくくなるわけです。

しかしながら、融雪剤が車に付着すると錆びの原因となるので、帰宅後には下回りも含めて早い段階で洗車した方がベターです。

以上が、雪道運転における注意事項?というか事前に準備して欲しい事項です。

それでは、良い年末年始を!

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